結婚祝いを贈る際、現金にするべきか、それともプレゼントにするべきか、どっちがいいのか本当に迷ってしまいますよね。大切な友達や兄弟の晴れ舞台だからこそ、相場はいくらなのか、もし結婚式なしの場合はどう対応するのか、マナー違反にならないか不安になることも多いはずです。おしゃれで本当に嬉しかったものや、逆にもらって困るいらないものなど、新郎新婦の本音も気になるところかなと思います。この記事では、そんな悩めるあなたのために、マナーと心遣いの両面からベストな選択をサポートします。
- 結婚式への参列有無で決まるベストな贈り物
- 友人や兄弟など関係性ごとの金額相場
- 実際に喜ばれるプレゼントと避けるべきNGアイテム
- ご祝儀袋の書き方や郵送時などの正しいマナー
結婚祝いは現金とプレゼントどっち？参列の有無で即決
「結局のところ、現金と品物、どっちがいいの？」という疑問への答えは、実はとてもシンプルです。あれこれと悩んでしまう前に、まずは一つの大きな基準をチェックしてみてください。それは、結婚式や披露宴に参列するかどうかです。この大原則さえ押さえておけば、複雑に見える結婚祝いのマナーも、驚くほどスムーズに判断できるようになりますよ。
式に参列するかどうかで判断する
まず結論から申し上げますと、結婚式・披露宴に参列する場合は「現金（ご祝儀）」を贈るのが基本かつ絶対のルールと考えていただいて間違いありません。
「心を込めたプレゼントの方が素敵なんじゃないかな？」と思う気持ち、とてもよく分かります。でも、結婚式には「ご祝儀制」という日本独自のシステムが深く関わっているんです。参列者が持参するご祝儀には、単なるお祝い金としての意味だけでなく、当日の豪華なコース料理や飲み物代、そして帰り際にいただく引き出物の費用といった「実費」を負担するという側面が含まれています。
もし、参列するのに現金ではなくプレゼントだけを渡してしまうとどうなるでしょうか。新郎新婦側は、あなたのために料理や引き出物を用意しているのに、その費用を全額自分たちで負担することになってしまいます。これでは、お祝いの気持ちで行ったはずが、結果的に新郎新婦の家計を圧迫する「ありがた迷惑」になりかねません。だからこそ、参列する場合は「現金」がマナーとされるのです。
一方で、式に参列しない場合は状況がガラリと変わります。この場合、新郎新婦に当日の実費負担が発生しないため、選択肢は非常に自由になります。
現金ではなくプレゼントでもOKなケース
- 結婚式に欠席する場合： 招待されたけれど都合がつかず欠席する際は、ご祝儀を現金書留で送るのも丁寧ですが、プレゼントを贈っても失礼にはなりません。
- そもそも結婚式が行われない（ナシ婚）場合： 最近増えているスタイルですね。この場合も現金、プレゼントのどちらでも喜ばれます。
- 招待されていないが、お祝いを贈りたい場合： 職場の同僚や少し距離のある友人の場合、現金を渡すと「お返しをしなきゃ」と気を遣わせてしまうこともあるため、あえてプレゼントを選ぶのもスマートです。
式に参列しないのであれば、「現金を渡すのは少し生々しいかな…」「金額が相手にハッキリ分かってしまうのが恥ずかしいな」と感じる場合、相手の好みに合わせたプレゼントを贈るのも素敵な選択です。1万円の現金を渡すよりも、1万円の高級タオルやブランド食器を渡した方が、金額以上の「高見え」効果があり、情緒的な満足度が高まることもあります。
もちろん、新生活の資金として現金を贈ることも、全く失礼にはなりません。特に、新居への引っ越しや家具の購入でお金がかかる時期ですから、合理的で実用的な現金をありがたく思うカップルは非常に多いのが現実です。迷ったら「相手との関係性」と「相手が今一番必要としているもの」を想像して決めてみてくださいね。
友達に贈るお祝い金額の相場
友達への結婚祝い、いくら包めばいいのかというのは、誰もが一度は検索する悩みではないでしょうか。ここでも「参列するかどうか」で相場が大きく変わってきます。少なすぎても失礼ですし、多すぎても相手にお返しの負担（内祝い）をかけてしまうため、相場を知ることは思いやりそのものです。
一般的な目安としては以下の通りです。
| 状況 | 相場の目安 | 内訳・考え方 |
|---|---|---|
| 式に参列する場合 | 30,000円 | 【基本】飲食・引き出物代（約2万円）＋お祝い金（1万円）。全国的な標準額です。 |
| 式に参列しない場合 | 10,000円 | 飲食代がかからないため、お祝い金のみを贈ります。現金でも、1万円相当のプレゼントでもOKです。 |
ここで一つ、非常に重要なポイントがあります。もし、あなたが以前に結婚式を挙げていて、その友達からお祝いをもらっている場合は、「頂いた金額と同額」をお返しするのがマナーだという点です。
例えば、あなたの結婚式に友人が参列して3万円のご祝儀をくれたとしましょう。今回、あなたが友人の式を欠席することになったとしても、本来であれば頂いたご恩として同額程度をお返しするのが筋です。ただ、欠席なのに3万円の現金を送ると、相手が「式にも来ないのにこんなに貰って申し訳ない」と恐縮してしまうこともあります。そんな時は、現金1万円〜2万円に、1万円程度のプレゼントを添えて調整するなど、工夫するとスマートですね。
「2万円」は本当にダメなの？ かつては「2」という数字は「割れる＝別れる」を連想させるため、結婚祝いではタブーとされてきました。しかし、時代は変わるものですね。最近では「ペア（2人）」「夫婦」という意味でポジティブに捉えられ、若年層や学生の間では2万円のご祝儀も許容されつつあります。 とはいえ、親族や年配の方も参列する場では、伝統的なマナーを気にする方もいらっしゃいます。もし金銭的に厳しくて2万円にする場合は、1万円札1枚と5千円札2枚の計3枚にして、「枚数を奇数にする」というテクニックを使うのが無難です。それでも不安な場合は、やはり3万円包むのが一番安心かなと思います。
兄弟へ渡すご祝儀の平均額
身内である兄弟・姉妹への結婚祝いは、友人への相場とは全く別物と考えた方が良いでしょう。友人関係よりも相場が高くなるのが一般的です。これには、家族としての祝福の気持ちだけでなく、親族間の「相互扶助（助け合い）」の意味合いが強く含まれているからです。
年代や立場別の相場は以下のようになります。
- 20代（独身）の場合： 30,000円〜50,000円 まだ社会人になりたてで経済力がそれほどない場合は、友人と同じ3万円でも許容されることが多いですが、5万円包めると「頼もしい兄弟」として喜ばれます。
- 30代以上（独身）の場合： 50,000円〜100,000円 ある程度キャリアを積んだ大人としては、5万円以上が目安になります。
- 夫婦で出席する場合： 70,000円〜100,000円 夫婦2人分の食事代などを考慮し、さらに上乗せします。末広がりの「八」万円なども縁起が良いとされますが、キリよく10万円にするケースも多いです。
ただし、兄弟間のご祝儀については、それぞれの家庭ごとの「ローカルルール」が強烈に作用します。「お互い様だから、ご祝儀はナシにして新婚旅行のお小遣いをあげよう」となっている場合や、「親族間は一律10万円と決まっている」場合など、家庭によって千差万別です。
一番怖いのは、独断で金額を決めてしまい、他の兄弟や親族と足並みが揃わなくなってしまうことです。「兄貴は10万だったのに、私は3万しか包まなかった…」なんてことになると、後々まで気まずい思いをしてしまうかもしれません。ご祝儀袋を用意する前に、まずは親に相談して確認を取るのが一番確実で失敗のない方法です。
結婚式なしの場合の対応方法
最近では、経済的な事情や価値観の変化から「ナシ婚（結婚式を挙げない）」を選択するカップルも非常に増えていますね。では、式がない場合、お祝いはどうすればいいのでしょうか？
結論から言うと、式がなくても結婚したことには変わりないので、お祝いを贈るのが大人のマナーです。「式がないから何もしなくていいや」とスルーしてしまうと、今後のお付き合いにヒビが入ってしまうかもしれません。
この場合の相場は、友人なら1万円程度の現金、またはプレゼントを贈るのが一般的です。
結婚式に参列しない分、食事代などの実費がかからないため、参列時のご祝儀（3万円）から実費分（2万円）を引いた「1万円」がお祝いの基準額となります。この1万円を現金で渡すか、品物で渡すかが悩みどころですよね。
ナシ婚祝いの選び方ヒント
- 現金のメリット： 新生活の家具家電購入など、何にでも使えるため実用性No.1。特に兄弟や親戚など近い関係なら、現金の方が喜ばれる傾向にあります。
- プレゼントのメリット： 1万円の現金をポチ袋や封筒に入れて渡すと、どうしても「お小遣い感」や「生々しさ」が出てしまうことがあります。1万円分のギフトならボリューム感も出せるため、友人同士ならプレゼントの方がスマートに受け取ってもらいやすいかもしれません。
また、式は挙げないけれど、親族や親しい友人だけで「お食事会」を開くというケースもあります。この場合は、その食事会が「会費制」なのか「招待制（ご祝儀制）」なのかを事前に確認しましょう。もし招待制の食事会なら、通常の結婚式と同じように3万円程度のご祝儀を包むのがマナーとなります。
現金と一緒に贈るおすすめの品
「参列するのでご祝儀（現金）は渡すけれど、特別仲が良い親友だから、形に残るプレゼントも贈ってお祝いの気持ちを伝えたい！」という、温かい心遣いをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。これは「ご祝儀＋α」と呼ばれるスタイルで、相手にとって非常に嬉しいサプライズになります。
この場合、ご祝儀にプラスして3,000円〜5,000円程度の「ちょっとしたプレゼント」を添えるのがおすすめです。ここで張り切って1万円〜2万円の高価なものを贈ってしまうと、相手は「ご祝儀も頂いたのに、こんな高いものまで…」と恐縮してしまいます。さらに、頂いた額に対してお返し（内祝い）をするのがマナーなので、相手のお返しの負担を増やしてしまうことにもなりかねません。
「相手に気を使わせず、純粋に喜んでもらう」ためには、この3,000円〜5,000円という価格帯が絶妙なラインなのです。
セットで贈る際のおすすめアイテム例
- 高級なタオルセット： 1枚3,000円のタオルは自分ではなかなか買いませんが、もらうと嬉しいものです。
- おしゃれなペア箸： 「幸せの橋渡し」という意味もあり縁起が良いアイテム。かさばらず、実用的です。
- 少しリッチな食品： トリュフ塩、高級ジャム、ドレッシングの詰め合わせなど。食べてしまえばなくなる「消え物」は、相手の好みをそこまで熟知していなくても失敗しにくいギフトです。
渡す際は、「新生活に使ってね。ほんの気持ちだから、お返しは気にしないでね！」という一言やメッセージカードを添えると、相手も気兼ねなく受け取ることができますよ。この「お返し不要」という気遣いこそが、最も洗練されたプレゼントかもしれませんね。
結婚祝いは現金かプレゼントどっち？マナーと選び方を解説
ここからは、実際に贈る品物を選ぶ際のマナーや、相手が本当に喜ぶものの選び方について深掘りしていきましょう。せっかく贈るなら、「センスがいい！」「分かってる！」と思われたいですよね。
本当に嬉しかったものランキング
何を選ぶか迷った時、一番参考になるのは「実際に結婚祝いをもらった新郎新婦の本音」です。アンケートや口コミなどで常に上位にランクインする「鉄板ギフト」を知っておけば、大外しすることはまずありません。
- 現金・商品券 いきなりロマンのない話になってしまいますが、「正直、一番助かる」「好きなものに使いたい」という声が圧倒的多数です。結婚式直後は新婚旅行や新居の敷金礼金など、とにかく現金が出ていくタイミング。味気なさはありますが、最強の実用品であることは間違いありません。Amazonギフトカードなどの電子マネーも、若い世代では歓迎されています。
- キッチン家電 「自分では買わないけど、あると生活が豊かになる」アイテムが人気です。例えば、バルミューダのトースターやケトル、ブルーノのホットプレート、電気圧力鍋など。共働き夫婦にとって「時短」や「おうち時間の充実」につながる家電は、非常に満足度が高いギフトです。ただし、既に持っている可能性もあるので、事前に「ホットプレート持ってる？」とリサーチするのが無難です。
- カタログギフト 「選ぶ楽しさがある」「かさばらない」のが最大のメリット。最近は分厚い冊子ではなく、スマホでQRコードを読み込んで注文できる「カードタイプ」や「ソーシャルギフト」も増えています。「北欧雑貨専門」「お肉専門」など、テーマ性のあるカタログギフトを選ぶと、贈り主のセンスも感じられて好評です。
やはり、新生活の準備にお金がかかる時期なので、現金や、生活の質を直接上げてくれる実用品が喜ばれる傾向にありますね。「ロマンよりリアル」が現代の結婚祝いのトレンドと言えるかもしれません。
いらないと思われるNGギフト
一方で、「気持ちは嬉しいけど、これはちょっと困った…」と思われてしまう残念なギフトも存在します。良かれと思って選んだものが、相手の負担や迷惑にならないよう、避けるべきアイテムもしっかりチェックしておきましょう。
避けたほうが無難なアイテムとその理由
- 趣味に合わないインテリア雑貨： 民芸品や個性的すぎる置物、巨大な観葉植物など。部屋の雰囲気（インテリア）にこだわりたい新郎新婦にとって、趣味に合わない雑貨は「隠す場所に困る」悩みの種になりがちです。
- 個性的すぎる食器： 奇抜な形のお皿や、収納しにくい大きさのグラス。食器棚のスペースを占領してしまうため、シンプルで重ねやすいもの以外はリスクが高いです。
- 名前や写真入りグッズ： 二人の名前や顔写真が大きくプリントされた時計やお皿、Tシャツなど。結婚式のハイテンションな時期は良いかもしれませんが、日常使いするのは恥ずかしく、捨てるに捨てられない「呪いのアイテム」になりかねません。名入れをするなら、高級タオルの端に小さくイニシャルを入れる程度に留めましょう。
また、古くからのマナーとして「縁起が悪い」とされるものもあります。例えば、「包丁・ハサミ（縁が切れる）」「日本茶（弔事に使われる）」「ハンカチ（手巾＝手切れ）」などです。現代では気にしない人も増えていますが、親族の目もあるため、あえて選ぶ必要はないかなと思います。「自分が好きなもの」ではなく、「相手が使いやすいもの」を基準に選ぶのが失敗しないコツです。
おしゃれで喜ばれる贈り物
では、現金以外で「センスがいい！」と喜ばれるおしゃれな贈り物とはどんなものでしょうか。ポイントは「自分では買わない上質な消耗品」や「シンプルで質の良い日用品」です。
ブランドもののタオル
「タオルなんて何でもいい」と思っていませんか？だからこそギフトになるんです。今治タオルや育てるタオルなど、1枚数千円するような高級タオルは、肌触りも吸水性も段違い。「真っ白」や「グレー」など、好みに左右されないシンプルな色を選ぶのが鉄則です。
ブランド食器の小皿セット
大皿は収納場所に困りますが、小皿や豆皿なら何枚あっても困りません。ティファニーやウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲンなどの憧れブランドでも、小皿セットなら予算内で購入できることが多いです。来客時にお菓子を乗せたり、取り皿として使ったりと、実用性も抜群です。
高級ケア用品
イソップ（Aesop）やサボン（SABON）、ジョーマローンなどのハンドソープやボディケアセットは、置いておくだけで洗面所がおしゃれな空間になります。消耗品なので、万が一好みに合わなくても使い切ればなくなるという気楽さも、贈られる側にとっては嬉しいポイントです。
ご祝儀袋の正しい書き方と入れ方
現金を贈る場合に欠かせないのが「ご祝儀袋」のマナーです。中身が立派でも、包み方が間違っていると「常識がない人だな」と思われてしまうかもしれません。ここだけはしっかり押さえておきましょう。
ご祝儀袋の基本チェックリスト
- 水引（みずひき）の種類： 結婚祝いには必ず「結び切り」または「あわじ結び」の水引がついたものを選びます。これらは「一度結んだらほどけない」ことから、「二度と繰り返さない＝一生添い遂げる」という意味があります。蝶結びは「何度でも結び直せる＝再婚」を連想させるため、結婚祝いでは絶対に使用してはいけません。
- 袋の格と金額のバランス： 中に入れる金額と袋の豪華さは比例させる必要があります。1万円〜3万円を入れるのに、10万円用の豪華な鶴亀飾りがついた袋を使うのは「中身負け」と言って恥ずかしいこととされています。パッケージに「1〜3万円用」などと目安が書かれているので参考にしましょう。
- 筆記用具： 表書きや中袋の記入には、筆ペン（濃い黒）を使用します。ボールペンや万年筆は略式とされ、マナー違反と感じる人もいます。また、薄墨は「涙で墨が薄まった＝お葬式」用なので、絶対に使わないように注意してください。
- お札の向き： 必ず銀行で両替した新札（ピン札）を用意します。封筒に入れる際は、お札の肖像画（顔）が「表（封筒の表側）」かつ「上（取り出し口側）」に来るように入れます。これには「顔を上げて喜ぶ」という意味が込められています。
「楽しみに待っていました」という気持ちを表すために、新札の準備は早めにしておきましょうね。直前にATMで慌てないようにするのが大人のたしなみです。
渡すタイミングと郵送の手順
結婚祝いを渡すタイミングにもマナーがあります。基本的には、挙式の1ヶ月前〜1週間前までが理想的です。かつては「大安」の日の午前中に自宅へ持参するのが正式なマナーとされていましたが、共働きの多い現代では、相手の都合の良い日時に配送するのも一般的なマナーとして定着しています。
注意したいのは、「結婚式当日に持参すること」です。ご祝儀（現金）は当日の受付で渡しますが、プレゼントなどの品物は当日に持っていくと、新郎新婦の荷物を増やしてしまうだけです。搬出の手間をかけさせないよう、品物は事前に配送するか、どうしても間に合わない場合は後日改めて贈るのが親切です。
郵送する場合の手順
遠方に住んでいる場合や、お互い忙しくて会えない場合は、無理せず郵送しましょう。
- 品物を送る場合： 宛名は新郎新婦の連名にします。まだ入籍前で同居していない場合は、実際に荷物を受け取る方の住所に送りましょう。配送伝票の品名欄には「結婚祝い（食器）」などと記載し、配送業者の方にも丁寧に扱ってもらえるようにします。
- 現金を送る場合： 現金を普通郵便や宅配便で送ることは法律で禁止されています。必ず郵便局の窓口で「現金書留」の手続きを行ってください。ご祝儀袋に入れた現金を、さらに現金書留専用の封筒（郵便局で購入可能）に入れて送ります。
（出典：日本郵便『書留』）
郵送の場合、いきなり物が届くと驚かせてしまうので、事前に「お祝いを贈りたいから受け取りやすい日時を教えて」と連絡を入れておくのがスムーズです。また、品物や現金だけを送りつけるのではなく、一筆箋やメッセージカードを添えると、温かみが伝わり一気に印象が良くなりますよ。
結婚祝いは現金とプレゼントどっちが正解かまとめ
ここまで、結婚祝いで現金とプレゼントのどっちを選ぶべきかについて、様々な角度から解説してきました。最後に改めて要点を整理しておきましょう。
まとめ：迷った時の選び方フローチャート
- 結婚式に参列するなら： 迷わず「現金（ご祝儀）」が正解。これが基本のマナーです。
- 結婚式に参列しないなら： 現金でもプレゼントでもOK。友人の場合は1万円前後が相場です。関係性に合わせて、実用性を取るか、記念に残るものを取るかを選びましょう。
- 何を贈るか迷ったら： 相手に欲しいものを聞くのが一番ですが、聞けない場合は「現金」「カタログギフト」「上質な消耗品（タオルなど）」といった、失敗の少ない鉄板アイテムを選びましょう。
形式やマナーももちろん大切ですが、一番大切なのは「おめでとう」というあなたの祝福の気持ちです。どんなに高価なプレゼントよりも、あなたの「祝いたい」という思いこそが、新郎新婦にとって最高の贈り物になるはずです。現金であれプレゼントであれ、ぜひ心のこもったメッセージカードを一言添えて贈ってみてください。その一手間が、形式的なお祝いを「心に残る思い出」に変えてくれるはずですよ。
あなたのお祝いが、二人の新生活を彩る素敵なものになりますように。この記事が、少しでもあなたの迷いを晴らす手助けになれば嬉しいです。
