ネクタイのプレゼント、どこで買う？失敗しない選び方

こんにちは、「喜ばれるプレゼントの優しいガイドナビ」運営者のふるさんです。大切な人へネクタイをプレゼントしたいけど、どこで買うのが一番いいんだろう…と悩んでいませんか。

ネクタイって、格式高い百貨店やおしゃれなセレクトショップ、とっても便利なオンラインストア、もしかしたらアウトレットでも買えるかもしれませんし、選択肢が多いですよね。

それに、大切な彼氏や夫、いつもお世話になっている上司や父親など、贈る相手によって選ぶべきブランドも変わってきます。20代や30代向け、40代や50代向け、はたまた60代の父親世代向けなど、年代によっても違いますし、就職祝いや結婚式といったシーン、予算が1万円くらいかな…など、考えることがいっぱいです。

特にハイブランドのネクタイを考えているなら、どこで買うのが安心かも気になるところかなと思います。

この記事では、そんなネクタイ選びの「どこで買う？」というお悩みを解決するために、それぞれの場所の特徴や、相手別の選び方を分かりやすくガイドしますね。

場所ごと（百貨店、オンライン等）のメリット・デメリット
年代別（20代～60代）のおすすめブランドと予算目安
上司や父親に贈る時のマナーと注意点
失敗しないネクタイの柄や色の選び方

ネクタイのプレゼント、どこで買う？場所別比較
ネクタイのプレゼントはどこで買う？相手別選び方

ネクタイのプレゼント、どこで買う？場所別比較

まずは、ネクタイを買える場所ごとの特徴を見ていきましょう。贈る相手やシーン、予算によって、最適な「買う場所」は変わってきます。それぞれの良いところ、ちょっと注意したいところを知っておくのが、成功への近道ですよ。

百貨店とセレクトショップの特徴

プレゼント選びの「王道」とも言えるのが、この2つかなと思います。どちらも安心感がありますが、得意分野が少し違いますね。

百貨店（デパート）の強み

プレゼント選びの王道といえば、やっぱり百貨店（デパート）かなと思います。最大のメリットは、「失敗のリスクが低い」ことですね。国内外の定番ブランドからラグジュアリーブランドまで、圧倒的なブランド網羅性を誇ります。

ネクタイ売り場には専門知識が豊富な店員さんが常駐しているので、「50代の上司への昇進祝いで、予算3万円くらいなんですけど…」みたいに具体的に相談すれば、相手の年齢や職業、予算に最適な一本を的確に推薦してくれます。これは本当に心強いですよね。

もちろん、ギフトラッピングも高級感があって丁寧。ブランドの包装紙やリボンだけでなく、「のし」の対応もしっかりしてくれるので、目上の方へのフォーマルなギフトには一番安心できる場所だと思います。

百貨店の注意点

基本的に定価販売なので、価格面での「お得感」は少ないかもしれません。また、セレクトショップが独自に買い付けるような、ニッチなインポートブランドの取り扱いは少ない傾向にありますね。

セレクトショップの魅力

一方で、セレクトショップ（BEAMSやUNITED ARROWSなど）は、ファッション感度の高い相手に贈る場合にすごくおすすめです。高感度なバイヤーさんが国内外から厳選したブランドと、品質の高いオリジナルブランドが共存しているのが特徴です。

例えば、「Drake’s（ドレイクス）」や「Franco Bassi（フランコ・バッシ）」といったネクタイ専業ブランドの、トレンド感と「玄人好み」のお洒落さを両立したアイテムが見つかります。

また、BEAMS Fのオリジナルネクタイなんかは、約1万円からとハイブランドより手頃なのに、すごく質が良くてお洒落なものが見つかりますよ。ただ、百貨店に比べると、超高級ラグジュアリーブランド（Hermesなど）や、保守的な定番品は少ないかもしれませんね。

場所選びのポイント

百貨店: 目上の方（上司・父親）へ贈る時。どのブランドが良いか全く分からない「プレゼント初心者」の方。相談できる安心感が魅力。
セレクトショップ: お洒落な彼氏や夫、20代～40代の同僚へ。トレンド感と品質を両立させたい時に。

オンラインやアウトレットの利点

実店舗に行かなくても、今は素敵なネクタイが買える時代です。それぞれの利点と、知っておきたい注意点を見てみましょう。

オンラインストア（公式EC・通販サイト）

忙しくてお店に行く時間がない時は、オンラインストアがやっぱり便利ですよね。楽天市場やBUYMA、ブランドの公式ECサイトなら、物理的な制約がなく、圧倒的な商品数の中から24時間いつでも探せます。

価格比較がしやすいのも大きな利点ですし、海外ブランドや希少なモデルが見つかることもあります。

「プレゼントなのにネット？」と思うかもしれませんが、最近はオンラインでもギフト対応がすごく進化しています。例えば、BEAMSの公式ECでは、オリジナルのギフト資材でラッピングして、金額非表示の明細書（送り主の名前は明記）を同梱し、贈答先へ直送してくれるサービスもあるんですよ。これは便利ですよね。

オンライン購入の最大の注意点

最大のデメリットは、実物の「色味」と「素材感（シルクの光沢や厚み）」が確認できないことです。特にネクタイは、PCやスマホの画面で見る色と、実物の色が微妙に異なることが本当によくあります。

「思っていた色と違った…」というリスクを避けるためにも、相手の好みを完全に熟知しているか、以前同じブランドを買ったことがあるような「上級者向け」のチャネルと言えるかもしれません。

アウトレットストア

そして、アウトレットストア。これは、予算内でワンランク上のブランドを狙える可能性があるのが魅力ですね。上手くいけば、定価の半額近くで手に入ることも。

ただ、注意点として、商品は型落ちモデルや、アウトレット専用品（最初からアウトレットで売るために作られた商品）の可能性があります。「プレゼント」としての鮮度や特別感が少し薄れてしまうかもしれません。

夫や父親など、非常に近しい関係性で、ブランドの型落ちモデルなどにこだわらないことが分かっている相手になら、選択肢としてアリかなと思います。

予算1万円台で探すおすすめの場所

プレゼントの予算として「1万円台」は、新社会人の方へのお祝いや、彼氏さんへの誕生日プレゼントなどで、一番現実的で人気の価格帯かもしれませんね。この価格帯で探すなら、セレクトショップや百貨店が主な探し場所になります。

20代向けのブランド、例えば「Paul Smith（ポール・スミス）」の遊び心あるデザインや、「TAKEO KIKUCHI（タケオキクチ）」の信頼できる日本製ネクタイなどは、1万円台で素敵なデザインがたくさん見つかります。

また、先ほども少し触れましたが、セレクトショップのオリジナルブランド（BEAMS Fなど）や、「FAIRFAX（フェアファクス）」のような国内の専業ブランドも狙い目です。約1万円からと手頃ながら、品質はハイブランドに引けを取らない、いわゆる「良いもの」の入門編として最適ですよ。百貨店のネクタイ売り場でも、こうした国内ブランドはよく扱われています。

予算1万円台で狙える主なブランド例

Paul Smith (ポール・スミス): ストライプ柄の裏側に隠れた遊び心が人気。
TAKEO KIKUCHI (タケオキクチ): 日本のビジネスシーンに合う、信頼の日本製。
FAIRFAX (フェアファクス): 高品質な国内専業ブランド。百貨店やセレクトショップでの定番。
BEAMS F (ビームスF) ※オリジナル: セレクトショップならではの、お洒落で高品質なオリジナル。
Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド): ブランドロゴ（オーブ）がさりげなく入ったデザインが人気。

※価格はあくまで目安です。時期や店舗によって変動する可能性があります。

ハイブランドのネクタイを買うなら

昇進祝い、還暦祝い、結婚記念日など、人生の節目となるような特別なお祝いには、「HERMES（エルメス）」や「Giorgio Armani（ジョルジオ・アルマーニ）」、「Ermenegildo Zegna（エルメネジルド・ゼニア）」といった、1本3万円～5万円以上するハイブランドのネクタイを贈りたい時もありますよね。

こうしたネクタイを買う場所は、やはりブランド直営ブティックか、百貨店内のブランドカウンターが基本になります。

特に直営ブティックは、そのブランドの新作や限定品が最も揃っていますし、そのブランドの世界観を体現した最高品質の接客と、純正の豪華なボックス、そしてショッパー（紙袋）が手に入ります。「あのお店の袋で渡された」という購入体験そのものが、プレゼントの価値をぐっと高めてくれるんですよね。

ただし、価格帯が非常に高額になりますし、相手がそのブランドに強い興味を持っていない場合、贈り物の価値が正しく伝わらない可能性もあるので、相手の好きなブランドが明確に分かっている場合に選びたい、最上級の選択肢です。

就職祝いや結婚式用の選び方

「なぜ贈るのか」という目的がはっきりしている場合は、選ぶ場所もデザインも決まってきますね。これはマナーも関わってくるので、しっかり押さえておきたいポイントです。

就職祝いの場合

新社会人になる方への就職祝いなら、ビジネスの基本となる「誠実さ」「知的さ」が伝わるものが一番です。奇抜なものは避けるべきですね。

色: ネイビー（紺）やブルー系が最適です。知的で誠実なイメージを与えます。
柄: 無地（ソリッド）、レジメンタル（ストライプ）、小さな小紋柄が基本です。柄が大きいものや色数が多いものは派手に見えるため、避けるべきです。
場所: こういう「失敗のない」デザインは、百貨店の店員さんに相談するのが確実です。

また、スーツ量販店（AOKIさんやSUIT SELECTさんなど）も、ビジネスマナーに沿ったネクタイが手頃な価格で揃っていますし、ネクタイとシャツ、チーフなどのセット商品も豊富なので、実用的な選択肢としてアリだと思いますよ。

結婚式ゲスト用の場合

結婚式にお呼ばれしたゲスト用のネクタイをプレゼントする場合は、お祝いの席にふさわしい「華やかさ」がポイントです。

色: シルバーが最も万能で間違いがありません。白やゴールド、華やかなパステルカラーでもOKです。光沢感のある素材が、お祝いのシーンを盛り上げます。
柄: 光沢のある無地、ドット、ストライプ、小紋柄など。
場所: これも百貨店のフォーマル売り場なら、マナーに沿ったものが確実に揃っています。

結婚式ゲストの絶対NGマナー

お祝いのプレゼントとして贈る場合も、マナーとして知っておきたいのが、「黒無地」のネクタイは絶対NGだということ。これはお葬式用とみなされてしまうので、絶対に避けてください。

また、「白無地」も純白のものは新郎や親族が着用するケースが多いため、ゲスト用なら「シルバーグレー」や、シルバー地に柄が入ったものを選ぶのが最もスマートで安心です。

ネクタイのプレゼントはどこで買う？相手別選び方

どこで買うかが決まったら、いよいよ「何を」選ぶかですね。贈る相手の年代や関係性によって、喜ばれるブランドやデザインは結構変わってくるんですよ。相手の顔を思い浮かべながら、最適な一本を選んでいきましょう。

20代・30代の彼氏や夫へのブランド

ビジネスシーンでもプライベートでも、一番エネルギッシュな年代かもしれませんね。それぞれの年代に合った「お洒落さ」や「品格」を意識するのがポイントです。

20代（彼氏・新社会人・就職祝い）

20代の彼氏や新社会人の方へは、フレッシュさや、手の届くお洒落さがキーワードかなと思います。ブランドの主張が強すぎず、でも「良いもの」と分かるものが喜ばれますね。

Paul Smith (ポール・スミス): 定番のストライプ柄にカラフルな配色を加えた、「隠れた遊び心」が人気。1万円台から購入可能です。
TAKEO KIKUCHI (タケオキクチ): 信頼の日本製ブランド。日本のビジネスシーンに合わせたデザインと、1万円前後からという手が届きやすい価格帯が魅力です。
FAIRFAX (フェアファクス): 1万円台から手に入る、高品質な国内専業ブランド。「良いもの」の入門編として最適です。

30代（夫・同僚・昇進祝い）

30代になると、社会的な責任が増し、仕事でのキャリアアップも見えてくる頃。服装にも「信頼感」や「品格」が求められるようになります。20代の頃よりワンランク上の、上質な素材感（シルク100%など）と洗練されたデザインがおすすめです。

Emporio Armani (エンポリオ・アルマーニ): モダンでラグジュアリーなシルエットが30代のビジネスマンに人気です。
Dunhill (ダンヒル): 英国紳士の代名詞。クラシックで飽きのこないデザインは、ビジネスでの信頼感を高めます。
Zegna (ゼニア): 高級スーツ生地で有名なイタリアブランド。上質なシルクと洗練されたデザインは、30代のビジネスマンから高く支持されています。

年代別の予算やブランド例を、分かりやすく表にまとめてみました。

年代	キーワード	予算目安	おすすめブランド例
20代	フレッシュ・お洒落	8,000円～20,000円	Paul Smith, TAKEO KIKUCHI, FAIRFAX
30代	品格・信頼感	15,000円～30,000円	Emporio Armani, Dunhill, Zegna

※予算やブランドはあくまで一般的な目安です。相手の好みや職業に合わせて選んでくださいね。

40代・50代の上司に贈るマナーと意味

40代・50代の上司へのプレゼントは、日頃の感謝や尊敬を伝える、大切な機会ですよね。だからこそ、選び方には少し気を配りたいところです。

40代・50代の選び方のポイント

この年代は管理職など地位も確立されている方が多いので、「良いもの」を知り尽くしています。ブランドロゴが大きく入った分かりやすいものよりも、一見してどこのブランドか分からなくても、素材の良さや、Vゾーンを品良くまとめる洗練されたデザインが喜ばれる傾向にあります。

40代なら「Giorgio Armani（ジョルジオ・アルマーニ）」や、表にロゴが出ない「Tom Ford（トム・フォード）」、お洒落な上司なら「Drake’s（ドレイクス）」の遊び心ある動物柄なども素敵です。

50代なら、イタリア老舗の「Ermenegildo Zegna（エルメネジルド・ゼニア）」や、最高級仕立ての「Brioni（ブリオーニ）」といった、まさに「本物」を知る世代にふさわしい、確固たる地位を持つブランドが選択肢に入ってきますね。

ネクタイを贈る意味と注意点

ただ、ここで一つ注意点があります。ネクタイのプレゼントには、相手への「尊敬」という意味がある一方で、首に巻くアイテムであることから「あなたに首ったけ」「束縛」といった好意や独占欲を示す意味もあると言われているんです。

上司へ贈る際の「誤解」を避ける方法

特に女性が男性の上司にネクタイを贈る場合、自分が「尊敬」や「お祝い」のつもりでも、受け取る側や周囲が「好意」と誤解してしまうリスクがゼロではありません。

この誤解を避け、純粋な「尊敬」や「感謝」の気持ちを伝えるためにも、

「（昇進）おめでとうございます」「日頃の感謝を込めて」など、意図を明確にするメッセージカードを添える。
ネイビーやグレーなど、ビジネスの基本となる落ち着いた色・柄を選ぶ。（派手な色や柄は避ける）

この2点を心がけると、純粋な「お祝い」や「感謝」の気持ちとして伝わりやすいかなと思います。

60代の父親が喜ぶネクタイは

60代や70代の父親、恩師へのプレゼントは、還暦祝いや退職祝いなども含め、これまでの感謝を伝える特別なものになりますよね。この世代は流行のファッションブランドというより、その「格」や「歴史（ヘリテージ）」が重要になってくるかなと思います。

選択肢としては、大きく3つです。

選択肢①：最高級のラグジュアリーブランド

「HERMES（エルメス）」のように、誰もが認める最高峰のラグジュアリーブランド。ネクタイのプレゼントとして最もステータス性が高く、特別な感謝を伝えるのに最適です。

選択肢②：老舗の専業ブランド

「MARINELLA（マリネッラ）」のように、ナポリで100年以上の歴史を誇るネクタイ専業ブランド。クラシックで洗練されたスタイルは「本物」を知る世代にこそ響きます。他にも「Turnbull & Asser（ターンブル＆アッサー）」など、英国王室御用達のブランドもこのカテゴリですね。

選択肢③：日本の伝統工芸（国内の高級シルク）

海外ブランドだけでなく、「西陣織」などの日本製の高級シルクネクタイも、品質の高さと伝統的な美しさで非常に喜ばれる選択肢です。品質にこだわるお父さんには、日本の職人技が光る逸品も素敵だと思います。

色味も、定番のネイビーやブルー系に加え、茶色（ブラウン）、深緑（グリーン）、ワインレッドなど、全体的に落ち着いた深みのある色が、60代の重厚感と大人の魅力を引き立てますよ。

プレゼントで避けるべきNGな色と柄

せっかくのプレゼントで、相手を困らせたり、失礼にあたったりしないよう、避けるべき色と柄も最後にしっかり確認しておきましょう。これは大切なマナーです。

【絶対NG】儀式用の色

まず、お祝いのプレゼントとしては絶対的なタブーとされる色があります。

黒（無地）: 葬儀用です。絶対に贈ってはいけません。
白（無地）: 婚礼（新郎・親族用）のイメージが強いです。結婚式ゲスト用の「シルバー」とは明確に区別されます。

【避けるのが無難】使いにくい色・柄

次に、マナー違反とまではいかなくても、「不親切なギフト」になってしまう可能性があるものです。

紫、黄、ピンクなど、コーディネートが難しい奇抜な色: せっかく贈っても、相手が「どう合わせればいいか分からない…」と悩ませてしまう可能性があります。
アニマル柄、派手すぎる大柄: ビジネスシーンには不向きです。TPOを選んでしまうため、贈られた側が使いどころに困ってしまうかもしれません。

プレゼントで避けるべき色・柄まとめ

絶対NG: 黒（無地）、白（無地）
避けるのが無難: 奇抜な色（紫、黄など）、派手な大柄、アニマル柄

例外として、相手が「Salvatore Ferragamo（フェラガモ）」や「Drake’s（ドレイクス）」のような遊び心のある動物柄を好むと明確に分かっている場合や、パーティー用として贈る場合は、この限りではありません。ですが、基本はビジネスで使いやすい、ネイビー、グレー、ブラウン系を選ぶのが一番安心かなと思います。